標準提供
契約組織の対象ユーザーが、通常の製品導線から利用できます。
公式ドキュメントGlyph Product Documentation
Glyphは、会議・業務情報・意思決定を、組織の権限を保ったままAIが利用できる文脈へ変換する Human–AI Context Platformです。この文書は、現在の提供範囲、利用条件、データ境界、既知の制約を公開仕様として説明します。
01
Glyphでは、コードが存在することと、すべての組織で利用できることを分けて扱います。
契約組織の対象ユーザーが、通常の製品導線から利用できます。
管理者による接続設定、組織単位の有効化、または本人同意が必要です。
本番基盤はありますが、導入組織・対象ユーザー・用途を限定しています。
検証中または計画段階です。現行の契約・製品仕様には含まれません。
公開仕様の範囲
この文書は、一般利用者と導入検討者向けの外部仕様です。内部の接続先、認証情報、運用手順、脆弱性情報、 組織固有の設定値は掲載しません。価格、SLA、サポート条件は個別の契約文書が優先します。
02
業務情報を権限付きcontextへ変換し、人とAIへ同じ契約で届ける全体構成です。
SYSTEM OVERVIEW
Source・Permission・Freshness・Auditを、contextと一緒に運びます。
BUSINESS INPUTS
音声・予定・参加者・メモ・資料
Calendar・Drive・Slack・共有メール
Git仕様・接続済み業務システム
GLYPH CONTEXT PLATFORM
記録・接続
正規化・同一性
認可・共有判定
構造化・配布
共有scope
EXPERIENCES & ACTIONS
会議・Context workspace・日常業務
Reports・管理・組織資料
権限準拠の参照・推論・成果共有
提案 → preflight → 人の承認 → 外部反映
同じ文脈・同じ権限 — AIだけが人より広い情報を読むことはありません。
承認付きの変更 — 外部システムへのwriteは、確認と個別承認を経て実行します。
PRODUCT SURFACES
会議の記録、予定の確認、コンテキスト同期、AIツールから利用するworkspaceを提供します。
組織Reports、AI提案、管理者設定を提供します。会議一覧や個人workspaceのWeb版ではありません。
組織、メンバー、権限、同期、監査、外部連携の契約を管理する共通基盤です。
管理された文脈から資料を生成・配布する面です。導入組織と用途を限定して提供します。
A
人が読む議事録と、AIが参照するcontextを別々の真実にしません。
B
AIだけが人より広い範囲を読める設計にはしません。
C
外部システムへの書き込みは、確認と個別承認を経て実行します。
03
初回の招待から、会議を記録してcontextへ同期するまでの標準手順です。
Glyphは招待制です。管理者がGoogleアカウントのメールアドレスを事前登録します。
macOSはダウンロードページから取得できます。 Windows版は組織管理者から案内を受けてください。
招待済みのアカウントでログインします。activeな組織メンバーシップが、すべての認可の基準です。
利用するGoogleアカウントを接続すると、会議候補と参加者情報が表示されます。
録音・文字起こしに必要な同意と社内ルールを確認し、Glyphアプリから記録を開始します。
会議完了後、議事録が生成されます。参加者、会社、組織のどこまで共有するかを確認します。
stable版は提供中ですが、2026年8月28日時点でinstallerは未署名です。 silent updateから再起動までの実機検証も完了していないため、管理者案内に従って導入してください。
04
会議botを参加させず、端末上で記録し、参加者の権限を保った議事録へ変換します。
入力
処理
出力
端末上のbotless録音が主経路です。会議サービスへGlyphのbotを参加させません。
同じ会議に複数のGlyph利用者がいる場合、primary / backupを調整し、重複を抑えます。
ライブ処理が継続できない場合は録音を保持し、会議後のバッチ処理へ切り替えます。
captureとmaterialsは参加者scopeです。会社共有の配布先にはファイル名を含めて一覧を渡しません。
参加資格を確認したうえでオンデマンド取得します。全workspaceへ一括同期するものではありません。
05
組織ごとのローカルworkspaceへ、AIが利用できる形で権限付きcontextを同期します。
Glyphが管理するファイルと、利用者が所有するファイルを分離します。 以下は論理構成で、組織設定や有効機能によって一部が存在しない場合があります。
~/glyph/<organization>/
├── AGENTS.md / rules.md / skills/ 管理対象
├── context/sync-status.json 同期状態
├── meetings/<meeting>/
│ ├── minutes.md 参加者向け議事録
│ ├── captures/ 会議中の記録
│ └── materials/ 共有資料
├── companies/<company>/meetings/
│ └── minutes.md 会社共有分のみ
├── company/state.md / commitments.md
├── decisions/ / evidence/ / specs/
├── drive/ / insights/
├── outputs/ 利用者所有・管理対象外
└── personal/ 利用者所有・管理対象外同期mapとhashで追跡します。サーバーの更新をそのまま利用者の編集へ上書きしません。
管理対象ファイルを利用者が変更している場合は、上書きせず競合として記録します。
outputs/とpersonal/はGlyphの管理対象外です。通常の同期やsign-outで削除しません。
membership deniedが確定した場合に限り、未編集の管理対象ファイルを清掃します。通信障害では削除しません。
同じOSユーザー上でGlyphアカウントを切り替えると、前の利用者の参加者向け議事録が端末に残る場合があります。 機密性が必要な端末では、利用者ごとにOSアカウントを分けてください。
06
「管理できる人」と「読める情報の階層」を別の軸として扱い、サーバー側でfail-closedに判定します。
PARTICIPANT
会議議事録、全文transcript、capture、materials。実際の参加資格を基準にします。
COMPANY
参加実績のある会社へminutesだけを配布します。添付ファイルは配布しません。
AUDIENCE
gradeとteamの条件を組み合わせたaudienceへ共有します。
ORGANIZATION
decision、insight、report、specなど、組織全体の共有tierです。
grade条件とteam条件はAND、teamの候補内はORです。
読めないリソースは原則404として扱い、存在そのものを列挙させません。
owner organizationだけが変更できます。他組織所有の会議が同一contextにある場合は拒否します。
議事録の完了時に適用します。後から既定値を変えても、過去議事録へ自動遡及しません。
少人数の社内会議を組織共有から除外する安全策を、組織設定で有効にできます。
07
組織共有済みのcontextだけから、状況把握と人が承認できる次のactionを生成します。
DAILY
16:30までに組織共有済みとして観測された情報を入力にします。
WEEKLY
週次の進捗、共同agenda、共有率、AI提案をまとめます。
共有範囲を広げない
Reportの入力は組織共有tierだけです。非共有会議は件数として扱う場合がありますが、件名、会社名、参加者、本文は入力しません。 管理者がpromptを編集しても、コードで固定された収集範囲を広げることはできません。
共有contextからaction候補を作成
副作用なしで接続先と現在値を確認
権限を持つ人が提案ごとに判断
現在値を再取得し、強制上書きせず実行
08
連携先ごとに取得範囲を限定し、credentialはサーバー側で保持します。
| 連携先 | 提供状態 | 取得・反映範囲 | 境界 |
|---|---|---|---|
| Google Calendar | 標準提供 | 本人が接続した複数アカウントの予定 | 会議候補、履歴、スキップ状態、会場情報を利用します。 |
| Google Drive | 設定・同意が必要 | 管理者が指定した組織領域 | サーバー側で同期し、端末には必要なファイルだけを期限付きで渡します。 |
| Gmail | 限定提供 | Google Workspace上の本人メールボックス | 管理者設定と組織単位の有効化が必要です。個人向けGmailは非対応です。 |
| Slack | 設定・同意が必要 | Glyph botが参加しているチャンネル | 参加していないチャンネル、DM、ワークスペース全体は読みません。 |
| 共有メール | 設定・同意が必要 | 管理者が登録した共有アドレス・メーリングリスト | 個人メールボックスは登録できません。 |
| Git仕様同期 | 設定・同意が必要 | 管理者が許可し、組織共有可能と宣言したrepository | 許可リスト外のrepositoryは、認証情報で読めても取得しません。 |
| 業務システムへの反映 | 限定提供 | 組織ごとに契約・接続した項目 | 事前確認、現在値の再取得、個別承認を経て反映します。強制上書きはしません。 |
| Chatwork / Teams / Google Chat / M365 / Box | 現在は未提供 | — | 標準提供には含まれません。個別検証中のものを含みます。 |
Googleのservice account、Git token、Slack tokenなどはサーバー側で保管します。 member API、ローカルworkspace、議事録へcredentialを返しません。
09
どこから取得し、誰へ共有し、端末へ何を残すかを、データ種別ごとに分離します。
PRIVATE
非公開のAI会話をサーバーjobが巡回しません。本人が明示共有したstructured outcomeだけが候補になります。
PARTICIPANT
全文transcript、capture、materialsは参加者scopeです。会社共有・組織共有へ自動拡張しません。
MANAGED LOCAL
hashで追跡し、権利喪失時の清掃対象になります。利用者編集があるファイルは自動削除しません。
USER OWNED
利用者所有です。Glyphの同期、通常sign-out、membership清掃の対象外です。
Googleログインのみです。invite-onlyで、active membershipをすべての組織機能の認可正本にします。
member tokenはOSの安全なcredential storageを利用し、device IDを監査と失効に使用します。
明示同意が必要です。暗号化して保管し、同意取消時は登録データを削除します。限定提供です。
一律365日の自動削除は現行の公開保証ではありません。契約・組織設定・データ種別ごとの運用が優先します。
通常sign-outではローカルファイルを削除しません。membership deniedが確定したときだけ安全条件を満たす管理対象を清掃します。
membership、device、共有、提案反映など、認可や外部変更に関わる操作を追跡できる形で記録します。
10
2026年8月28日に検証した公開台帳です。限定提供の機能は、組織ごとの案内がこの表に優先します。
| 機能 | 提供状態 | 利用面 | 条件・制限 |
|---|---|---|---|
| 会議のローカル録音・ライブ文字起こし・議事録 | 標準提供 | Glyphアプリ | 会議botを参加させず、利用端末で収録します。通信障害時はバッチ処理へ切り替わります。 |
| 会議コンテキストとローカルworkspace同期 | 標準提供 | Glyphアプリ | 参加者、会社、メモ、資料、決定、約束を権限に応じて同期します。 |
| Daily / Weekly Report | 標準提供 | Web | 組織共有済みの情報だけを入力にし、非共有会議の内容は取り込みません。 |
| Google Calendar連携 | 標準提供 | Glyphアプリ | 複数のGoogleアカウントから会議候補を取得できます。 |
| Google Drive組織連携 | 設定・同意が必要 | Glyphアプリ / Core | 組織管理者による接続設定が必要です。認証情報は端末へ配布しません。 |
| Slack insight・通知 | 設定・同意が必要 | Web / Slack | 管理者が導入し、botが参加しているチャンネルだけを対象にします。 |
| 共有メール・メーリングリスト収集 | 設定・同意が必要 | Web / Glyphアプリ | 管理者が登録した共有アドレスだけが対象です。個人メールボックスは対象外です。 |
| 声紋による話者識別 | 限定提供 | Glyphアプリ | 明示同意が必要です。導入組織と利用者を限定して提供します。 |
| 議事録の横断検索 | 限定提供 | Glyphアプリ | 本番基盤はありますが、組織単位で有効化する段階です。初期状態では利用できません。 |
| AI提案の外部システム反映 | 限定提供 | Web | 接続済み組織だけが対象です。人の確認と個別承認なしに書き込みません。 |
| Evidence / 改善候補の組織共有 | 限定提供 | Glyphアプリ / Core | 既定では無効です。自動公開・自動デプロイは行いません。 |
| Slack / Chatworkへの会話bot応答 | 現在は未提供 | 外部チャット | 共通基盤の検証中です。標準機能としては提供していません。 |
11
利用開始前に確認する、アカウント・端末・ネットワーク・管理者設定です。
ACCOUNT
組織管理者が招待したexact emailでログインします。個人向けメールアドレスを使えるかは組織設定に従います。
MEMBERSHIP
ログインできても、active membershipがなければ組織データは利用できません。
DESKTOP
対象アプリは0.3.66。Windowsは未署名installerのため、組織管理者の案内が必要です。
NETWORK
ライブ処理と同期には通信が必要です。会議中の一時切断はバッチ回復しますが、即時反映は遅れます。
PERMISSIONS
録音にはOSのmicrophoneやsystem audio関連の権限が必要です。組織の録音ルールにも従ってください。
ADMIN
Drive、Slack、Gmail、共有メール、Git同期などは、利用者個人ではなく管理者による設定が必要です。
12
計画や内部基盤の存在を、現在の提供仕様として約束しないための一覧です。
議事録検索の基盤はありますが、member向け機能は組織単位で有効化します。Drive、Gmail、Slackを同じ検索対象にする機能ではありません。
stable版はありますが、OS警告が表示されます。silent updateから再起動までの実機確認も未完了です。
365日で自動削除する設計値は、現行の実装保証ではありません。
Evidenceや改善候補を自動公開せず、外部writeにも人の個別承認が必要です。
この初版は製品仕様であり、一般公開API referenceやSDKを含みません。
Teams、Google Chat、LINE WORKS、M365、Boxなどは標準提供に含まれません。
前の利用者のローカルcontextが残る可能性があるため、OSアカウントを分けてください。
Reportsは締切後のsweepと生成時間を要します。Daily / Weeklyとも16:30ちょうどの公開を保証しません。
13
このドキュメントで使う、Glyph固有の主要概念です。
14
仕様の提供状態やデータ境界が変わった場合、この文書versionを更新します。
業務情報の入力、Context Plane、共有scope、横断ガバナンス、人とAIの利用面、承認付きactionの関係を一枚に整理しました。
製品構成、会議、workspace、共有権限、Reports、外部連携、データ境界、提供状況、既知の制約を公開仕様として整理しました。